平成28年度 法人後見サポーター・生活支援員合同研修会
去った11/1(火)、沖縄市農民研修センターにて沖縄県発達障がい者支援センターがじゅま~る発達障害者地域支援マネジャー・冨樫恭平氏を講師としてお招きし「平成28年度 法人後見サポーター・生活支援員合同研修会」が行われました。
前半は「発達障がいについて」をテーマで発達障がいの概要や種類、二次障害、支援のポイントなどを分かりやすくご講義いただきました。発達障がいには、自閉症や注意欠陥多動性障害(AD/HD)、学習障害(LD)などがありそれぞれに特性がありますが、「診断名にとらわれないこと!」そして「得意なところ、苦手なところ、苦手だけど配慮があればできることを捉える!」ということの大切さをご説明いただきました。
後半はグループワーク(事例検討)を行い、参加した法人後見サポーターや生活支援員同士で「対象者の状況はどうなっているのか」「どういう支援ができるか」ととても熱心に議論を交わしており、その後グループ内の意見をまとめ、全体発表も行いました。
発達障がいを持つ人が抱える問題は一見「本人や家族に原因があるのでは?」と考えてしまいがちですが、講師より「それでは何も解決できない」ということを教えていただきました。大事なことは、正しい知識を持って、本人の特性や状況を知り、周りの環境を調整することだそうです。
実際の支援では難しい場面がいくつもあると思いますが、どのグループからも「まずは本人の想いを聴く」という意見が出ており、そこは支援の第一歩としてとても重要だと講師から話されていたことも印象的でした。
今回の冨樫さんのご講義や事例検討での助言は、支援の基本的な姿勢としてとても分かり易く、また法人後見サポーターや生活支援員が活動する上で、役立つ内容でありました。
※中部地域福祉権利擁護センターくくるでは、私たちと一緒に高齢者や障がい者の方々の生活を支える生活支援員を募集しています。詳しくは、ホームページか電話(098)937-6322まで、お気軽にお問合せください。